私たち一般人のほとんどが、お金に関するメンタルブロックを持っています。注意したいのは、お金を稼ぐことや貯めることに対して強い思い込みをもっていることで、無意識にお金を遠ざけてしまうおそれがあることです。
そこで本記事では、お金に対してメンタルブロックがかかっている人の特徴6つと外し方5つをわかりやすく解説します。
お金を稼ぐことや貯めることに対して邪魔になっている思い込みを取り除き、改善するために必要なヒントを紹介します。
ぜひ最後まで読んでみてください。
あなたはお金に対してどのような印象をもっていますか?
ここでは、お金に対してメンタルブロックがかかっている人の思考6つを、下記の順番で解説していきます。
それでは1つずつ見ていきましょう。
多くの人たちが、「お金を稼ぐことは大変なこと」という概念をもっていますね。この考え方は、私たちが幼いころから親や周りの大人やテレビなどのメディアが【お金を稼ぐためには必死に働かなくてはならない】と刷り込んだ価値観であることは否めません。
その結果、お金を稼いだりお金を持ったりするには、多大な努力と犠牲が必要だと感じ、お金は楽しむものではないと考えるようになってしまいました。
このお金の対するメンタルブロックを克服するには、「同じ人間なんだから、自分にだって成功できるはず」と認識することが大事だといえます。そして、「収入を自動化すること」「大変なのはお金を自動で稼げるまでのシステムづくり」とマインドセットすることが重要です。
「お金を稼ぐことは大変なこと」と教える人は、大変な思いをしなければ稼ぐことができなかった人です。つまり労働者階級しか経験しなかったからこそ、お金を稼ぐことは大変なことだと思い込んでいるのです。これこそがお金のメンタルブロックの正体です。
では、どうすればいいのでしょうか?
お金持ちのように、楽して稼ぐ方法を真似すればよいだけの話です。お金がお金を生むシステムである資本主義社会で生きている以上、労働者階級にとどまっていても苦しいだけなのです。
お金にまつわるもう一つのメンタルブロックは、お金を稼ぐ能力を持つのは一部の天才だけだと思い込んでいることです。
これは、お金が権力や地位と結びついていることに起因しています。つまり、お金を稼ぐことができるのは【天才】だけだと思い込んでしまうせいで、人々はお金を手に入れることができないと感じているのです。
その結果、妬みや恨みの感情が生まれ、現状を変えることができない無力感に苛まれることになるようです。
次のメンタルブロックは、「裕福な家庭に生まれなかった自分は不運」と感じてしまうことです。その結果、無力感や自尊心の低下をまねき、自分は裕福な家庭の人と同じレベルの成功を手にすることができないと思い込みます。
このような思い込みは、お金は自分には手が届かないものだと感じてしまうことにつながります。
だからこそ、「自分は生まれてくる家を間違えた」などと、他人に責任転嫁することをやめることが大切です。人のせいにしていても、人生はなにひとつ好転しません。
多くの人たちは、お金持ちは本質的に【悪い】【詐欺師】であるという根強い偏見をもっています。これは、お金自体に悪い印象をもっているために起こる現象です。
たとえば、幼いころに親や周りの大人にお金の話をすると、「お金の話をするなんて汚い」などといわれたことはありませんか?
実は、お金そのものは良いものでも悪いものでもなく、どのように使うかで有益かどうかが決まるのです。富を善のために使う人もいれば、私利私欲のために使う人だっていますよね。
その意味では、すべての富裕層は悪い人ではないので、ネガティブな考えにとらわれず、自分の経済的な目標を達成すると決断することから始めるのがいいかもしれませんね。
もう一つのよくあるメンタルブロックは、富裕層は他の人たちからお金を巻き上げたり、騙したりしようとしているのだと思い込んでいることです。
もちろん、富を倫理に反する形で利用する人がいることは知られていると思いますが、すべての富裕層が不誠実であるわけではないことを認識することが重要だといえます。
多くの人は起業家であり、投資家であり、社会の真の価値を提供する先見者でもあるのです。お金持ちはビジネススキルが高いですから、こちら側はどうしても騙されたような気持ちになるかもしれません。
ならば、こちらもビジネススキルを学んでしまえば、お金持ちの層に入ることができるのです。
多くの人が、経済的に自立するためには、給料が高い仕事に就くしかないと考えているため、そもそも独立するという概念が存在しません。
たしかにサラリーマンも選択肢にはなりますが、経済的自立を目指すのであれば他にもたくさんあります。
たとえば、投資家・起業家・フリーランス・副業などは、いずれも富を築くための有効な手段となり得ます。「なにか別の選択肢はないか?」と常に自問自答し、情報を集めることが大切であるといえるのかもしれません。
ここまではお金のメンタルブロックがかかっている人の特徴について解説してきました。
次は、お金のメンタルブロックを外すための方法を5つご提案します。
それでは1つずつ見ていきましょう。
「自分はたくさんのお金を持つに値する人間」と心から信じている人は、お金に対して非常に積極的で野心的である傾向があります。
したがって、健全な自尊心をもつことは、お金に対するメンタルブロックを解除する方法となります。
小さな目標を設定し、それを達成し続けることで、いつのまにか大きな成功を手に入れられることを自尊心が高い人は知っているのです。
どうやってお金をたくさん稼ぐのかを考える前に、欲望と恐怖と不安を克服する必要があります。つまり、お金が足りないという恐怖や不安が、意思決定の原動力になってはいけないと、自分にいい聞かせる必要があります。
そして、もっと欲しいという気持ち・欲望からくる迷いに気づき、お金を稼ぐこと自体に集中しましょう。
たとえば、「今日は○○円稼いだ」「今日は○○円損した」といった具合に、目先のことに一喜一憂すると自分を見失うおそれがあります。
だから、お金のメンタルブロックを解除するためには、短期目線ではなく長期目線にすることが重要だといえるでしょう。
一時の快楽よりも、お金持ちになれる仕事はなにがあるのかを探す方がよいといえます。
金融リテラシーとは、お金に関する正しい意思決定をするために必要な知識とスキルのことです。
たとえば、金融に関する本を読んだり、セミナーに参加したり、お金に関する動画やブログを見たりすることで、お金に対する意識が高まります。それにより、どういったものにお金を使うとよいのかわかるようになり、借金まみれになることを防ぐことができます。
映画でも、お金に関する知識を増やすことができます。
たとえば、金融をテーマにした映画はたくさんありますので、エンターテイメントから金融知識を学ぶのは大いにアリといえると思います。難しい話が苦手な場合は、マンガやゲームなどから学ばれると、すんなりと納得できるかもしれませんね。
お金にまつわるメンタルブロックを認識し、取り除くことで、経済的自立への道筋をつくることができます。大切なのは、自分を縛っている根深い概念に気づき、それを乗り越えるための一歩を踏み出すことです。
これらのことから、メンタルブロックと向き合うことは、経済面での自由と安心を生み出す効果的な方法といえるのではないでしょうか。