2025年5月現在、お米の価格高騰が朝でも夜でもニュースで騒がれ、あらゆる人の関心事になっていますね。日本人はお米を主食としているため、なくてはならない存在であることは周知の事実です。
そこで本記事では、「日本人はお米を食べる」という価値観を疑う私が、価値観についてとお米に代わる主食を紹介します。これから、お米の価格がどうなるのかはわかりませんが、一つの参考になれば幸いです。
私たちが普段何気なく行っていることも、これまで生活をしてきた中で身についた価値観であることは間違いありません。また、誰しも自分の中で譲れない信念や触れられたくない事がらなど、人それぞれ価値観を持ち合わせています。
さらに、価値観とはなかなか変えることのできない概念のようにも感じますね。昔からずっと行ってきたことが正しいのだと、無意識に価値観というカタチで制限がかかってしまっているのかもしれません。
あなたにとっての良い価値観も、悪い価値観もすべてです。
では、自分の価値観を変えるにはどうすればよいのでしょうか。それは、「これって何か違うかもしれない…」と自分の価値観を疑ってみることと、自分を客観的に見ることで価値観を変えることができます。
あなたは、これまでの経験で価値観を変える出来事に遭遇しましたか?
最近、私の中の価値観が変わった出来事がありますので共有できればと思います。
【日本人の主食はお米!】
これまで生きてきた中で、当たり前のように朝・昼・夜と毎日お米を食べてきました。これは、私だけではなく日本中の人がそのような暮らしを送っていたことでしょう。
しかし、昨年の8月からお米の値段は上がり続け、2025年5月現在でもその価格は下がるどころか上がり続けていますよね。食べるのが当たり前だったお米は、いつの間にか値段を気にしながら購入する存在へと変わりました。
私も例外ではなく、5kg3000円台のお米を購入するためにわざわざ道の駅のような直売所に行ったり、スーパーの特売日を見つけて買いに行ったりしてしました。
そんなとき、ふとこのようなことを思ったのです。
「なぜお米を食べないといけないのか…」
自分でもこのような疑問が湧いたことは驚きでしたが、事実今まで私自身が【日本人の主食はお米】という概念に縛られているのではないか?と考えるようになりました。そもそも消費者である我々がお米を購入するか否かの選択ができるわけですから、お米を食べないという選択もできるのです。
つまり、「日本人はお米を食べる」という世間的な価値観が、私の中に刷り込まれており今まで何の疑問も持つことがなかったということです。
前項で、日本人はお米を食べるという価値観が刷り込まれているのではないか?という疑問についてお伝えしました。古来より日本は和食文化であると言われており、海・川・山・平野などの様々な地形がおりなし、気候や風土などに非常に恵まれています。
また、四季折々の海の幸や山の幸などを主菜・副菜とし、お米のおかずとして食べられてきました。つまり、日本人はDNAレベルでお米を食べることが刷り込まれているといっても過言ではないのです。
ですが、これからの日本でお米の価格が下がる保証はありませんよね?
そう思ったときに、自分の「お米を食べなければならない」という価値観を一度見直し、お米を食べない生活を実験的に送ってみようと決断しました。
私がお米に代わる主食として購入しているのがバゲットです。バゲットを選んだ理由としましては、炭水化物・脂質のバランスが良く飽きがこないということが大事であると考えたからです。
お米に代わる主食として麺(うどん・ラーメン・パスタなど)では調理法によっては炭水化物・脂質が多く飽きてしまう可能性があり、芋類などは調理法のバリエーションが少なくこちらも飽きてしまう可能性が高いでしょう。
その点、バゲットであれば素朴な小麦の味なのでそのまま食べても飽きがこず、乗せる具材などによっては無限のバリエーションがあるといってもよいでしょう。
● 現在のお米の市場価格5kg:4000円の場合
1日1人150g(炊くと約350g)を朝・夜1ヶ月食べるとすると、1日約120円の計算になります。
お米約350g:炭水化物127g カロリー587kcal(あくまでも目安に)
● バゲットを食べる場合(私の場合なので参考までに)
1日約85gを朝・夜1ヶ月食べるとすると、1週間約600円で1ヶ月食べたとすると、1日約72円の計算になります。(朝・夜バゲット3枚ずつ)
バゲット約85g:炭水化物44g カロリー233lcal(あくまでも目安に)
私の場合は、週に1度パン屋さんで2本のバゲットを購入しています。売り切れになってしまう場合もありますので、予約されるとよいかと思います。パン切包丁で約3cmにスライスして、今日明日で食べないバゲットは冷凍しましょう。
冷凍したバゲットを食べる際は、トースターで3~4分焼きますとおいしく食べられます。
バゲットを主食とするときに、コスト面に優れている点はお伝えしましたね。他にメリットを挙げるとするならば、主食としてのカロリーがお米に比べて少ないので減量するときによいでしょう。
お米と同様、そのままでも十分おいしいですし、乗せる具材によってはバリエーションは無限です。しかし、バゲットのカロリーが少ないということは腹持ちがあまりよろしくないので、他の主菜・副菜を増やすなどの工夫が必要になります。
そして、バゲットを主食とする中で最大のデメリットであると感じるのが、定期的に購入するパン屋を見つけなければならないことです。スーパーやドラックストアでも大手パンメーカーのバゲットを購入することはできますが、パン屋の方が断然おいしいです。
家の近所にバゲットを焼いているパン屋があればデメリットにはなり得ませんが、パン屋によってはバゲットが商品にありません。また、遠くまで買いに行かなければならない場合は、移動のコストの方が高くなってしまうかもしれません。
一言にバゲットといっても、パン屋により様々な味わいがあるので食べ比べしてみて、お気に入りのバゲットを探すのもおもしろいかもしれませんね。
ここまで、「日本人はお米を食べる」という価値観を疑う私が価値観についてとお米に代わる主食を紹介してきました。バゲットだけではどうしても摂取エネルギーが少なくなりますので、お米の日・バゲットの日と日替わりでわけられることをおすすめします。
私は常にバゲットを食べているわけではなく外食などでお米を食べますが、お米のおいしさを再認識してしまいます。もちろん、バゲットの生活をして3ヶ月ほど経ちますが、バゲットもやはりおいしいのです。
本記事のようにどんな小さなことでも良いので、自分の持っている価値観を疑うことは新しい発見や経験をする機会であると思うのです。主食の問題だけではなくあらゆるものが高騰したりしている現在、縛られている価値観を疑い、様々な可能性を模索しなければならない時代になったともいえるのです。