近年、個人で事業を展開する【ひとり社長】が増加しています。そんなひとり社長のメリット・デメリット、実際にどんな仕事をするのかについて、ご自身で経営を始めたいと考える人に向けて、詳しく解説していきます。
ひとり事業を展開してプライベートを充実させたい、ストレスフリーな仕事がしたいを実現するために、いかに最小限の範囲で経営を展開するのか、そのヒントもお伝えしていきます。
ぜひ最後まで読んでいただき、ひとり社長になる方法を学んでいきましょう。
ひとり社長には、他の事業形態と比較すると多くのメリットがあります。ここではそのうち特に大事な４つのメリットについて紹介していきます。
インターネットを使ったビジネスに関して言いますと、ひとり社長として自分のビジネスを運営する最大のメリットは、固定費がほとんどかからないということです。
たとえば、家賃・給与・福利厚生など、店舗ビジネスを運営する上で必要な経費を気にする必要がないのです。必要なのは、ビジネスを始めるための初期立ち上げ費用と、ビジネスを維持するための月々数千円程度の費用だけです。
つまり、ビジネスの運営をより困難にする諸経費に気を配る必要がないのです。ちなみに、ひとり社長である私の月々のビジネス経費は、5000円程度です。
ひとり社長のもう一つの重要なメリットは、従業員の管理やフォロー、つまりマネジメントという課題に悩まされることがないことです。実は、人を使うのは想像以上に難しいものなのです。
なぜなら、人間である限り感情というものがあるからです。その意味でも、多くのスタッフを募集し、雇用し、訓練し、管理する時間や労力を考えると、一般の経営者は大きなストレスを抱えているといえるでしょう。
そこで、一人で仕事が完結するという意味では、従業員を雇わずに済むひとり社長のメリットといえるでしょう。
ひとり社長は、ビジネスのあらゆる面を自分でコントロールすることができます。つまり、事業の全てを完全にコントロールすることができるのです。
たとえば、新しいビジネスを始めるにはリスクが伴いますが、ひとり社長のビジネスモデルでは、リスクを最小限に抑えることができます。それでいて、完全に一人ですから小回りが効くため、新規事業を次々に立ち上げやすいのです。
また、職場で人間関係のストレスを感じたことがある人にとっても、ひとり社長は魅力的に思えるでしょう。ひとり社長であれば、社内政治や社員同士の軋轢に悩まされることは一切ありません。
仕事だけに集中し、ストレスのない職場環境をつくりたい人には、大きなメリットとなるでしょう。
ひとり社長ということは、社長・会計士・マーケター・カスタマーサービスなど、全ての仕事を一人でこなさなければならないということです。つまり、他者に依存しない効果的な経営の仕組みを構築することが重要なのです。
そこで、ひとり社長が必ず構築しなければならない仕組みが、収入の自動化です。つまり、自分の代わりにシステムに働かせる仕組みをつくる必要があるのです。
そして、現代のテクノロジーを駆使すれば、簡単に収入の自動化システムをつくることができます。
たとえば、ブログやYouTubeで集客し、メルマガやオンラインサロンで稼ぐなどです。要するに、集客セールス収入、この自由への黄金モデルを完全自動化できるのです。ただし、この黄金モデルを構築できるのはネットビジネスだけであると覚えておいてください。
とはいえ、ひとり社長にもデメリットはあるのです。たとえば、協力し合えるチームや同僚がおらず相談できる相手がいないと、熱意やモチベーションを維持することが難しくなります。
また、モチベーション維持が難しいため業界のトレンドや動向を常に把握し、効果的なビジネスを展開することに飽きてしまうおそれがあります。さらに、一人で仕事をしていると、孤独感や孤立感を味わうこともあります。
ただ、そんなデメリットを考慮した上でも、ひとり社長のメリットの方が勝ると個人的には思っています。なぜなら、ひとり社長は圧倒的に自由だからです。
もしあなたが組織で働くことに向いていないと感じるのなら、ひとり社長になることも検討するとよいかもしれません。
ひとり社長にとって重要なことの一つは、経理を自分で管理することです。これは、利益・損失・経費・税金を把握することを意味します。
一人でビジネスを行うには、刻々と変化する規則や規制に対応するのは難しいかもしれませんが、現代はひとり社長を支援してくれるリソースがたくさんあります。
たとえば、会計ソフトが挙げられます。ビジネスにとってお金とは血液ですから、個人的には税理士に丸投げはおすすめしません。もちろんわからないことは税理士に聞くことは大切ですが、会計ぐらい自分でできるようになりたいものです。
世の中には、悪徳な税理士もたくさんいますから、もしかすると悪徳税理士があなたの稼いだお金をごまかすおそれもあることを認識しておくとよいでしょう。
ひとり社長になるのは大変なことですが、自分でビジネスを始め、運営する意欲とノウハウがある個人にとって、大きなチャンスでもあります。
経理や帳簿の管理、法令遵守の管理など、ビジネスのあらゆる分野に責任を持つことを忘れず、成功に対して集中できる体制を整えることが重要です。
そして、収入の自動化システムを導入することで、少ない労力で大きな成果を出せるようになり、自分のビジネスを運営するメリットを全て享受することができるのです。
