釣りを趣味にするメリット・デメリットと基礎知識を紹介!
釣りは自然相手なので、狙った魚が釣れるわけではありません。しかし、そこに楽しさがあるのです。不確定要素が多く、没入感に入り込み、一種の瞑想状態に入ることもあります。目標としている魚を釣り上げたときあなたは、達成感と感動を味わい新たな刺激を求めるでしょう。

釣りを趣味にするメリット・デメリットと基礎知識を紹介!

 

はじめに

休日にやることがないのであれば、釣りをしてみませんか?

 

本記事では、趣味で釣りをしている私が釣りをすることのメリット・デメリットを紹介していきます。また、釣りの注意点や簡単な知識などを紹介していきますので、釣りをしてみたい人はぜひ参考にされてくださいね。

 

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釣りを趣味にするメリット

それではさっそく、釣りを趣味にするメリットについて私見を交えて解説していきます。

  • 感動や達成感を味わえる
  • 自然の中でリラックス効果
  • 運動になる
  • 釣った魚を食べられる

それでは1つずつ見ていきましょう。

 

感動や達成感を味わえる

 

マゴチ

 

釣りを趣味にする最大のメリットは、目標としている魚を追い求め、見事釣ることができたとき、感動・達成感を味わえることです。魚釣りは、自然相手の言わばスポーツです。

 

たとえば、目標にしている魚を釣りに4時間かけて実績のあるポイントに行ったとしても、釣れるかどうかわからないのです。海の状況というのは毎日のように変わりますから、魚が多いこともあれば、まったく魚がいないこともあるのです。

 

ちなみに、本命で狙っていた魚が一匹も釣れなかったことを【坊主(ボウズ)】といいます。このように自然相手でうまくいくのかわからないからこそ、成果が出ると震えるほど嬉しい気持ちになりますし、自信を持つことにつながったりします。

 

釣りを続けていますと、稀に珍しい魚が釣れたり、サイズの大きい魚が釣れたりしますので、とても誇らしい気持ちにもなりますよ。

 

自然の中でリラックス効果

次なるメリットとしましては、自然の中で糸を垂らすわけですから、単純に静かな場所でリラックスできることです。海に限らず、川や湖もそうですが、自然の中で波の音・船の音・鳥の音・草木の音などを聴いていると、ストレスの軽減効果やリフレッシュ効果があります。

 

私もよく、釣りを中断しては海を眺めてボーっとする時間を取っています。一種の瞑想の効果があると思いますので、ぜひお試しになってください。

 

運動になる

釣りと聞きますと、クーラーボックスに腰かけて糸を垂らして釣りをするおじさんを想像する人もいるかと思います。釣りの方法も様々で、ルアー釣りのように激しい動作と自分の足で積極的に移動するスタイル(ランガン)で釣りをしますと、かなりの運動量になります。

 

動きまくって疲れ果ててしまうことも、ざらにあります。そもそも、駐車場からすぐに釣りをすることができるポイントは少ないですから、それなりに移動して立った状態で釣りをしますので、運動不足の解消が期待できます。

 

釣った魚を食べられる

目標の魚を釣って感動して、その魚をおいしく食べられるなんて最高だと思いませんか?

 

そもそも、スーパーマーケットなどの鮮魚コーナーに行ってみるとわかると思いますが、魚って高いですよね。そんなときには、自分で釣っちゃいましょう。私も食べたい魚があるときには、その魚を狙いに釣りに出かけることがあります。

 

たとえば、毎年5月の中旬ごろにシロギスを釣りに出かけ、自分でさばいてお腹いっぱいキスの天ぷらを食べています。自分でさばけることに越したことはありませんが、どうしてもできない場合は、魚をさばいてくれるスーパーなどを探すとよいかと思います。

 

個人的には、YouTubeでさばき方などを調べて、挑戦すると特技にもなりますのでおすすめです。釣り上げて感動して、食べておいしい思いができる趣味は、釣りだけしかないのではと思うのです。

 

※ 釣った魚は毒がある場合もありますので、図鑑などで調べてから持って帰るようにしましょう。

 

釣りを趣味にするデメリット

様々なメリットがある釣りですが、当然デメリットもあります。ここからは、釣りを趣味にするデメリットを私見を交えて解説していきます。

  • お金のかかる趣味の部類
  • 交通機関で移動しづらい
  • 釣り人は朝が早い
  • 夏はとにかく暑く・冬はとにかく寒い

それでは1つずつ見ていきましょう。

 

お金のかかる趣味の部類

釣りを趣味にする最大のデメリットは、魚を釣るための道具全般(タックル)や遠方に行くのであればガソリン代や宿泊費など、とにかくお金がかかります。

 

タックルなども安いものから高いものまであるのですが、釣りを続けていますとどうしても消耗しますし、つい高めの竿やリールを買いがちになります。また、海の近くに住んでいればお金はかからないかもしれませんが、そうでなければ海まで移動する費用がかかってきます。

 

私の行きつけの釣り場ですと、距離が約120km離れているので、往復約240km走行することになります。しかし、ドライブと釣り両方を楽しめるとデメリットにはならないかもしれませんね。

 

交通機関で移動しづらい

いざ釣りをしてみるとわかると思うのですが、とにかく荷物が多くなりがちです。竿、タックルバッグ、クーラーボックスなどとにかく荷物が多いので、交通機関で釣りに行くのはなかなか難しいことになりそうです。

 

それこそ、車をレンタルなどしないと全ての荷物を持っていくことは不可能でしょうね。都市に住んでいる場合や免許がない場合は、釣り公園や釣り掘で釣り具をレンタルできますので、それを利用しますとデメリットにはならないかもしれませんね。

 

釣り人は朝が早い

人によってはデメリットとなり得るのが、釣り人の朝は早いということです。なぜ、釣り人は夜も明けぬうちから、眠い目をこすりながら釣り場へ向かうのでしょうか?

 

それは、釣りにはマズメというのが存在するからなのです。夜明けから日の出までの前後1時間ぐらいを朝マズメ、日没前後ぐらいを夕マズメといいます。そのマズメですが、いわゆる魚のご飯時ということなのです。

 

日中でも魚は釣れるのですが、より確率を上げるために朝マズメ目掛けて出発するのです。個人的な体感としましては、9時ぐらいまでは魚の活性が高い状態のときが多いように感じます。こちら、夕マズメを狙うのであればデメリットにはならないかもしれませんね。

 

朝マズメを目掛けて出発する場合は、車の運転には十分に気をつけてください。

 

夏はとにかく暑く・冬はとにかく寒い

釣りは年中できる趣味といえますが、夏はとにかく暑く、冬はとにかく寒いことがデメリットとなり得るのです。時期によって釣れる魚が変わるため、釣りを趣味にしている人は年中釣りに行っていることでしょう。

 

夏は、飲み物を十分に持っていくことはもちろん、日焼け止め・サングラス・帽子、小型扇風機や場合によっては空調服などがあると比較的に快適に釣りをすることができます。対して冬は、とにかく着込んで防寒し、カイロや温かい飲み物を飲むなど、様々な工夫が必要になってくるでしょう。

 

釣りをする上で気をつけてほしいこと

釣りをする上で気をつけてほしいことの一つ目は、自然相手ですので危険があるということです。釣りをする際には、絶対にライフジャケットを装着するようにしましょう。海に落ちない保証はありませんし、なにが起こるかわからないのでライフジャケットがあれば安全安心に釣りができます。

 

さらに、風の強い日には行かない・波が高い日には行かない・危ない場所には行かない・気温が高すぎる日には行かないなど、安全第一で釣りを計画するようにしましょう。また、夏は特に天候が変わりやすいですから、落雷による感電には注意が必要です。

 

つまり、命がけでやる趣味にしないようにしてください。命よりも大事な趣味なんてないのですから。

 

そして、釣りをする上で気をつけてほしいことの二つ目は、釣りのマナーを守るということです。たとえば、釣り禁止の場所では釣りをしない・釣り場で出たゴミは全て持ち帰る・隣の釣り人と間隔をあけ、相手を配慮する・大きな声で騒がない・持ち帰る魚以外はリリースするなど、当たり前のことばかりです。

 

近年、マナーを守らない釣り人が多いため、釣り禁止になってしまった場所が非常に多いのです。

 

釣りをする上で知っておいてほしい知識

 

カンパチ ネリゴ

 

上記の項目で、朝マズメ・夕マズメが魚のご飯時という説明をしました。人間と同じように、ご飯時のほうが魚の活性も高まりますし、釣れる確率が高くなることでしたね。その他にも、知っておいて損はしない知識を紹介していきます。

  • 満潮・干潮
  • 大潮・中潮・小潮・長潮・若潮(潮回り)

それでは見ていきましょう。

 

満潮・干潮

水位が最も高くなるときを満潮と呼び、水位が最も低くなるときを干潮と呼びます。そして、満潮から干潮へと動いている潮を引き潮、干潮から満潮へと動いている潮を満ち潮と呼びます。

 

満潮・干潮に達しますと潮止まりと呼び、その名の通り潮の流れが止まった状態となります。基本的には、潮が動いている時間帯に魚が釣れる確率が高いですね。

 

大潮・中潮・小潮・長潮・若潮(潮回り)

そもそも満潮と干潮は、月と太陽の引力によって起きる海面の昇降現象(潮汐)によって、1日に1~2回引き起こされます。そして、この海面の上下の差が大きい日もあれば、小さな日もあるのです。

 

満月や新月であれば大潮、半月であれば小潮・長潮・若潮といった感じですね。

  • 大潮:1日の干満差が最も大きい潮回り
  • 中潮:適度な干満差がある潮回り
  • 小潮:干満差が小さくあまり動かない潮回り
  • 長潮:干満差が小潮以上に小さく、ほとんど変化がない潮回り
  • 若潮:潮が若返ることから名前がついており、こちらもほとんど変化がない潮回り

 

大潮や中潮は、潮がよく動くため釣りに適しているといわれていますが、釣りをするエリアによってどの潮回りが良いかは変わってきます。

 

まとめ

ここまで、釣りを趣味にするメリット・デメリットや注意点・基礎知識などを紹介してきました。繰り返しにはなりますが、釣りをする際には絶対にライフジャケットを着用し、安全第一で行うようにしましょう。

 

そして、自然相手であることを忘れてはなりません。釣りのマナーをしっかりと守り、目標としている魚を釣り上げたとき、あなたは震えるほどの達成感と感動を味わうことができます。さらに釣りという趣味にのめり込み、週末が待ち遠しくなるかもしれませんよ。