あなたは、逃げるということについてどう思いますか?
もしかしたら、逃げるということにマイナスの印象を受けるかもしれませんね。個人的には、逃げることは人生において必要なときがあるように感じます。そこで、本記事では人生で逃げることが大切であり、卑怯なことではない理由などを解説していきます。
逃げることを前向きに捉えられる内容となっておりますので、ぜひ参考にされてください。
人生において逃げることが大切であるといえる理由の一つに、自分の身を守るための防衛方法であることが挙げられます。
たとえば、あなたがブラック企業に勤めていたり、パワハラを受けている場合、そこから逃げなければ自分の身を守ることはできません。つまり、その環境から逃げる、辞める決断をすることで人生をこれ以上悪い方向にいくことを防ぐ効果があります。
そしてもう一つの理由が、人生を変える可能性を秘めていることが挙げられます。もしあなたが、どうしようもなく辛い環境にいるのであれば、逃げてみてください。逃げることは悪いことではなく、人生を変える転機となり得るのですから。
そもそも逃げるタイミングはあるのでしょうか?
そのタイミングとは、あなたが「もうムリだ…」「もう頑張れない」と思ったときです。たとえば、「まだ大丈夫…」「もうちょっと頑張れる」と思ってしまい、逃げるタイミングを逃してしまうと精神的に追い込まれてしまいます。
そして、追い込まれた先には精神疾患や抑うつなどの症状が出始める可能性があります。精神的な心のことは、自分ではなかなかわからない部分ですので、頑張りすぎる前に逃げることをおすすめします。
さらに、逃げるという選択はあなた自身にしかできないことであると覚えておくとよいでしょう。
逃げるのをためらってしまい、我慢しすぎると人間はどうなるのでしょうか?
前の項でも説明しましたが、精神疾患や抑うつなどの症状が出てくるでしょう。それ以外にも人生が狂ってしまう要因があり、それは我慢する環境に居続けてしまうと、慣れてしまい次第にそれが普通のことであると認識してしまうことです。
人間は、良くも悪くも環境に慣れてしまう生き物なのです。
また私のサラリーマン時代に、よく上司が言っていたことがあります。それは、「社会で仕事をするということは、我慢をするということ」という、いかにも我慢が美徳であるといったことを聞かされていました。
その当時から、一世代前の考え方のような気がしてなりませんでした。つまり、時代は変わり今ではまったく真逆の考え方をしなければ、幸せにはなれないということです。
さらに私は、【石の上にも三年】という言葉があるように会社に入っても3年は続けないといけないと言われて育ちました。この石の上にも三年という言葉は、「我慢強く耐え忍べば、必ず成功する」という意味なのですが、本当にそうなのでしょうか?
もしかすると、我慢の先に成功があるかもしれませんが、その前に心身の健康を害してしまい、普通の生活すら送れなくなってしまう可能性すらあるのです。そもそも、我慢はするものではなく、我慢をしないで済む方法を探さなければならないのです。
未だに逃げることは、卑怯なこと・してはいけないことと考えている人が多いように感じます。それは、大きな間違いであり、私は【逃げる=挑戦すること】であると思っています。
もちろん、いついかなる時にも逃げてしまうと、大切なチャンスを逃してしまうことになるかもしれませんが、その判断はあなたがしなければなりません。前の項でも説明しましたが、逃げるタイミングとは、「もう耐えられない…」と感じたタイミングです。
さらに、逃げるとは環境を変えること・挑戦することであると言い換えることができるのです。つまり、環境を変えてチャレンジすることを選択したことは、逃げとは言わないのです。ネガティブな逃げではなく、ポジティブに逃げることができれば人生が変わってきますよ。
ここまで、人生において逃げることが大切である理由や逃げるタイミングなどを解説してきました。重要なので繰り返しますが、逃げることは卑怯なことでもなんでもなく、自己防衛であり、新たな挑戦を試みるということなのです。
そして、逃げるときに他人の心配や会社の心配をする必要はありません。全力で方向転換し、人生を変える転機にしていきましょう。人生を変えることができるのは、あなた自身だけなのですから、そのことを心に留めておいてくださいね。