あなたは「やる気が起きない」「会社に行きたくない」といった気持ちになるときはありますか?
もしかしたら、心のエネルギーが消耗してしまい燃え尽き症候群になっているかもしれません。そこで本記事では、燃え尽き症候群の原因や対処法について詳しく解説していきます。
燃え尽き症候群かもしれないと自覚することができれば、予防することにつながりますので、ぜひ参考にされてくださいね。
燃え尽き症候群とは、仕事や対人関係を通じてストレスなどの蓄積により、消耗してしまっている状態で、「やる気が起きない」「朝起きれない」「会社に行きたくない」などの症状がでることです。
また、人によって症状が異なる場合があり、【燃え尽きたように】意欲を失うことに由来します。
さらに、燃え尽き症候群になりやすい人にはこのような特徴があるようです。
みんな頑張っているのだから、自分もやらなければいけない、努力が足りていない、と考えてしまうことが普通になると、心のエネルギーを消耗しやすくなります。
燃え尽き症候群になる原因の一つに、一つのことに集中しすぎるあまりに、自分の限界を超えて頑張りすぎてしまうことが挙げられます。真面目な人や完璧主義の人ほど、求められる仕事以上のことを目指したり、深い人間関係を築こうとしたりします。
また、世の中の時代の流れが原因となっているかもしれません。一昔前には、モノなどの購入にお金を使っていた時代がありました。しかし、昨今は体験・経験を購入する形で消費する時代になっていると個人的には思います。
つまり、モノの時代から体験・経験の時代となることで、企業などは顧客を満足させるサービスに力を入れているのです。顧客を満足させるには、対人のサービスが不可欠ですが、そのことが燃え尽き症候群を引き起こしやすくなっている要因ともいえるのです。
たとえば、営業や接客の場面で理不尽な要求をする悪質なクレーマーなどが挙げられます。仕事上の問題であるはずのことを、自分の問題であると感じてしまい、「自分はダメだ…」という喪失感を持ってしまうのです。
ここまでは、燃え尽き症候群の原因を見てきましたが、次は燃え尽き症候群の対処法について解説していきます。
それでは1つずつ見ていきましょう。
燃え尽き症候群を対処する方法としておすすめなのが、仕事上での役割であると認識することです。つまり、仕事は仕事、自分は自分といった具合に、しっかりと今いる自分の立ち位置を確認し、割り切ることが大切なのです。
自分がどんな状態なのかを、認識することは難しいことではありますが、客観的に見る視点を養うことで対処できる場合があります。また、一歩引いて見ることができれば、自分がこれまで達成したことを確認でき、やる気や励みにつながる場合もあります。
今やっている仕事から距離を置いてみるのも効果的かもしれません。環境や業務が要因で、無気力な状態が続いているのであれば、会社を辞める・休職するといった決断をして、社会から離れる期間を設けることも最善の方法となり得ます。
また、退職・休職が難しい場合であれば、配置転換などの方法を検討してみてください。
燃え尽き症候群かもと思う前に、やっていただきたい方法が肉体と精神をケアすることです。セルフケアを怠ると、ストレスを溜めやすくなってしまい、心のエネルギーを消耗してしまいます。
そうならないためにも、健康的な食事・適度な運動・質にこだわった睡眠を実施することで改善することができるでしょう。特に、睡眠不足になりますとパフォーマンスが急激に下がり、集中力ややる気の低下をまねきます。
また、精神をケアすることも忘れてはなりません。どんな小さなことでもいいので、頑張っている自分に向けてご褒美をあげ、リラックスした空間でお気に入りのBGMを流し休息を取りましょう。それにはストレスを軽減し、心を落ち着かせる効果があります。
適切なセルフケアを行うことで、心身の健康は確実に戻ってきます。あなたは頑張り過ぎなのです、もう少し肩の力を抜いて、適切な休息を取りながら働きましょう。体が資本なのですから。
私たちは人間ですから、仕事ばかりにエネルギーを注ぎ続けると、やがて力を出しすぎて消耗してしまいます。そんなときには、趣味や楽しいと思うことにとことん没頭することが効果的となります。
たとえば、可能な限り趣味に没頭する・今までやってみたかったことを全力でやってみる・会社を何日か休み思い切って旅行をするなど、あなたがこれまで頑張ってきたことへのご褒美と思って、やりたいことに集中しましょう。
好きなことをやる・趣味をやることも、瞑想の一種ですから、リラックス効果を期待できます。
ここまで、燃え尽き症候群の原因や対処法について解説してきました。燃え尽き症候群がどういうもので、どういった原因で発症するのかを認識することで自覚することができるかもしれません。
やはり大事なのは、疲れていてやる気がでない・やりがいを感じないことに自ら気づき、最適なセルフケアを行うことです。仕事は必ずしも、努力した分だけ返ってくるとは限りません。そのことを常に意識し、体が資本であることを心に留めることで対処することが可能なのです。